アルツハイマーについて紹介します。
アルツハイマー型認知症の場合、すぐ前の食べたものを忘れてしまう、自分が今どこにいるのか、今日は何日かわからない、といった、物忘れ、つまり記憶障害とは別に、身体的な症状も起こります。
たとえば、失語、失行、失認という症状があります。これらは見当識障害と呼ばれます。
失語聴覚や発生機能に異常がないのに言語の理解や発声が障害されているものを失語といいます。
失行運動障害をもたらす器質的な病変がないにもかかわらず行動が正しく行われないものをいいます。
失認本来認識すべき対象に対して正常な意味理解ができなくなったものをいいます。
これらの症状が進行すると、歩行障害や失語状態が悪化することがあります。そして日常生活にも支障が生じます。
そのほか、めまいや頭痛といった心気症状がみられます。
道徳観や清潔感が失われ、性的に問題のある行動が見られることがあります。また、場所をわきまえずに排尿するといった行動も生じます。夜間に幻覚をみることがあり、夜中に部屋のなかを歩き回ったり、大声をあげて、家族の生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。
身体的な症状としては、神経系以外の異常や変化は起こらないのが普通なのですが、歩行困難や失禁などの神経系の変化から異常が起こることはあり、症状が進むと寝たきりになってしまいます。末期は完全な認知症状態にいたり、ふつう発病から5?10年で死にいたるといわれます。
老年期の認知症のひとつにアルツハイマー型認知症があります。65?70歳の老年期に現れる認知症状態のひとつです。脳動脈硬化などの脳血管障害によっておこる脳血管性認知症と区別されます。アルツハイマー型認知症には、さまざまな症状が現れます。
記憶障害アルツハイマー型認知症の場合、まずは「物忘れ」つまり記憶障害から始まります。何度も同じ質問をするといったり、大事なものをどこにしまったのか忘れて大騒ぎしたり、また食事をしたばかりだというのに何を食べたのか、さらには食べたことすら忘れてしまうこともあります。そしてまたすぐに食事を要求するといった症状です。比較的最近に起こった事柄の記憶が失われます。さらに、現在自分が置かれている状況がわからなくなる、ということもあります。自分が今、どこにいるのかわからない、今日は何日なのかわからない、目の前にいる人が誰かわからない、といったようにです。
被害妄想記憶障害から被害妄想が強くなることもあります。たとえば、食事をしたことを忘れてしまうため、家族が自分にだけ食事をさせてくれないと思い込んでしまうのです。
身体的症状アルツハイマー型認知症の症状には、記憶障害や被害妄想傾向以外にも、身体的な症状が現れます。目立つ症状は、頭痛、めまいなどの心気症状、失語、失行、失認などの見当識障害などです。さらに進行すると、歩行障害や失語症状がひどくなり、日常生活に支障をきたすほどになります。